興信所に依頼する案件の中に、対象者の住所を知りたいという人が多くなっています。
これは、恋人や自分の子供の婚約者など、状況は多岐に渡りますが、対象者の住所を知りたいという依頼が多いのは事実です。
興信所は依頼者が、なぜ住所を知りたいのかということについてまで、キチンと相談をしてから案件を請け負うということになっています。
興信所が調査した住所の情報を依頼者が犯罪行為に使用してしまうと、興信所の信用にも関わるということになりますので、そのために、キチンと相談をするということになります。
また、興信所に依頼を請け負ってもらう際には、契約書を交わすことになっているのですが、その項目には「知り得た情報を犯罪行為に使用しない」というような項目が書かれている事が多いです。
そのため、厳密に言えば、興信所の落ち度になることは少ないのですが、極端な話をすれば、アイドルの住所を知りたいからと言って興信所に相談をしても請け負ってもらえないのと同じことになっています。
それでは、今回は興信所がどのようにして住所を特定しているのかということについて紹介していきます。
1. 興信所の住所調査の方法について
興信所の住所調査の方法についてですが、これは興信所によって方法が異なりますので、いくつかのパターンを紹介していきます。
中には、犯罪行為となっているものも多いので、興信所が表立って調査方法について告知することはないと思われますが、一般的には、このような方法で行われています。
- 弁護士や行政書士などに協力を仰いで戸籍情報を取り寄せてもらう
- インフラ系のデータベースから情報を抜き出してもらう
- FacebookやTwitter、LineなどのSNSを利用して住所を調べる
ざっと紹介をすると、このようなパターンに分かれています。
あまり表には出てきませんが、インフラ系のデータベースにアクセスをして、住所の情報を抜き出してもらうというのは、内部に協力者がいないと出来ない行為となっています。
そのため、年間に数件程度ですが、摘発されることも多くなっていますので、違法性があるということにも繋がります。
一番多いのは、弁護士や司法書士などの士業の資格を持っている人に協力を仰ぐのが一般的です。
士業は状況によって、依頼者の戸籍情報を取り寄せてもらうことが可能になっていますので、依頼者を騙って、情報を取り寄せてもらうということになります。
ただこういった違法行為を犯している探偵は信用できないので、依頼をしないのが望ましいです。
あなたの大切な個人情報もどう扱われるか不安ですからね。
2. 興信所を使って本籍地を調べることはできる?
本籍地を調べるためには、戸籍謄本や戸籍抄本を取り寄せるのが手っ取り早いです。
しかし、戸籍抄本や戸籍謄本というのは、厳重に管理されているために、手に入れることは容易ではありません。
そのため、興信所では独自のルートを使って対象者の戸籍謄本を取り寄せる場合もあるみたいです。
婚前調査などで、相手の本籍地を調査したいという方は多いですので。
若い世代には、それほど多くない内容となっていますが、現在の50代以上の年代の方からすると、どのような人間が自分の親族になるのかということについては、気になって仕方がないという方も多いと思われます。
しかし、違法行為なので、そういった探偵には依頼しないほうがいいです。
どうしても相手の住所が知りたい場合は、戸籍謄本を使わなくても合法の範囲内で調べられるような調査力の高い探偵に依頼しましょう。
3. 住所特定に違法性はある?
住所特定の違法性については、判断が難しくなっています。
特定する方法について違法になっているということもありますので、特定した住所をどのようにして使用するのかということについても問題になっています。
興信所にとって違法行為をしているということになっていても、依頼者が知らなければ基本的には問題ありません。
また、興信所も依頼者に対して、どうやって調査をしたのかということについてまで知らされることもありませんので、依頼者はそれほど気にする必要もないということに繋がります。
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