離婚するということは、とても「疲れる」と多くの人が言います。
「離婚して10歳ぐらい年をとった気分だ」と話していました。
もう二度と結婚はしないと離婚当初は考えていても、この人となら一生幸せに過ごせるかもしれないと思えるような人と出会うかもしれません。
そんなとき、できることなら離婚歴を隠しておきたいという気持ちになるでしょうか。
いつか言わなきゃと思っていても、離婚歴のことを話したら別れることになるかも・・・と迷っているうちに、向こうの家族に紹介されたりしてどんどん言いにくくなるということもあり得ます。
もういっその事、離婚歴を隠したままで結婚しちゃおうか・・・と考えるかもしれませんが、可能でしょうか。
1.離婚歴を隠して結婚できる?バレる可能性は?
離婚歴を隠して結婚できるかできないかと言われれば、できます。
しかし、バレる可能性はその先の人生を送る間ずっと続きます。
離婚歴を隠して結婚した場合に、後から離婚歴があることを知った相手がそれを受け入れてくれる保証はないですし、受け入れてくれたとしてもその後あなたを全面的に信頼してくれることはなくなるかもしれません。
離婚歴が1度のことを俗に「バツイチ」と言います。
戸籍が縦書きだった頃、戸籍謄本の配偶者の欄に離婚をして除籍になるとバツ印を書いて消していたことが由来のようです。
現在では、戸籍の管理も電子化され、横書きになっていて離婚して除籍になってもバツ印で消されることはなく、「除籍」と記載されるだけとなっています。
さらに、その「除籍」という文字も記載されないようにすることもできますので、隠して結婚することは可能です。
しかし、離婚歴を消すことはできないのでいつか何らかのタイミングでバレることはあるかもしれません。
子供がいれば、養育費や面会交流のために元配偶者と連絡を取ることもあるでしょう。
もし、養育費も払っていないし面会もしてなくて、一切の交流がないからバレることはないと思っていたとしても、子供がある程度大きくなったときに「会ってみたい」と探して連絡してくることもあるかもしれません。
また、婚姻届には初婚か再婚かを記入する欄があり、相手に離婚歴を隠している手前、「初婚」に印を付けて提出すると、後日もしくはその場で確認されることがあるとのことです。
様々な可能性を考えると、やはり離婚歴は正直に話しておいたほうが良いのではないかと思われます。
2.離婚歴を言うタイミングは?
では離婚歴があることを伝えるタイミングはいつが良いのでしょうか。
人によって性格は色々なので、一概には言えないですが、出会ってまだ日が浅いうちに言うのがお互いのためではないかと思います。
付き合ってしばらくしてからのほうが良いのではないかと考えるかもしれません。
そのほうが良い場合もあると思います。
しかし、本人や家族の様々な理由から、離婚歴のある人とはどうしても結婚できないという考えの人の場合、付き合って好きな気持ちが大きくなってから言われたら、相当悩むと思いますし、結果的に別れることになれば、お互いが傷つきます。
ですから、最初のうちに言って、それでもいいという人と付き合えば、隠し事をせずに後ろめたいことのない気持ちで付き合うことができると思います。
3.どうしても離婚歴を言えない場合どうすればいい?
いつかどのような形でバレてしまうかわからない離婚歴ですが、どうしても言うことができないという場合は、バレたとしても相手から別れを切り出されることがないように、相手にとってかけがえのない存在になれるよう努力するということでしょうか。
最初のうちに離婚歴があることを伝えて、受け入れてくれる人ならきっとその先の結婚生活も幸せになれるような気がしますが、どうしても言えないときは、メリットとデメリット、そしてバレてしまったときのことも一度想像してみることをおすすめします。