夫婦喧嘩がこじれると、口論だけでは収まらず妻がそのまま家を出て行ってしまうというのはよく聞く話です。
このような状況になったとき、夫の立場としてはどのような気構えでいるべきなのか。
また、そうなった原因はなんなのかを考えていくとともに、その対処法について紹介していきます。
1.妻が家出して帰ってこなくて心配
夫婦喧嘩がヒートアップして妻が家を飛び出してしまった際、そのまま帰ってこないのではと心配になりますよね。
では、家出した妻はどこに行ってしまったのでしょうか。
この行き先については、喧嘩したときの喧嘩の度合い(妻の憤慨度)や子どもの随伴の有無によって変わってきます。
妻の憤慨度が小さい場合は、家出を長引かせるつもりがあまりないので、近くのファミリーレストランなどで時間を潰すケースが多いです。
逆にしばらく家に戻ってくるつもりがないほどに憤慨してしまっているときは、ビジネスホテルや友人の家に宿泊します。
そして、一番厄介なのは妻の憤慨度が高いばかりか、子どもまで連れて家を出てしまったときです。
この場合は、十中八九、実家へ帰っていると考えた方がいいでしょう。
つまり、奥様と子どもを連れ戻すには、彼女らの説得だけではなく、彼女のご両親とまで話し合わなければいけない可能性が高いわけです。
厄介きわまりないですが、この場合、夫としてはどのような対応を取ればよいのでしょうか。
まず、やってはいけない対応の仕方としてあげられるのは何もしないで、ほったらかしにしてしまうことです。
メールでも電話でもいいので、必ずなんらかの形で早めに連絡を入れてあげてください。
夫婦喧嘩になったことで怒っているのは何も奥様だけじゃなく、旦那様も同様なのは分かります。
勝手に出て行ったのは嫁の方なのに、なんで俺から連絡を…面倒くさいと思われるのも無理はありません。
連絡すると嫁から「もう放っておいて!」と言われるかもしれませんが、実際は放っておくのが正解だったなんてことにはならないです。
理由としては2つあります。
1つは、人間というのは興味を持たれない、無視されるというのが一番堪える生き物だということです。
仮に奥様が家を出てから全く連絡を入れずに放っておいたら、「私はこんなに腹を立てているのに心配じゃないのか、戻ってきてほしくないのか」と余計に不満と不安を募らせてしまう結果になります。
2つ目は、先を見据えての履歴残しのためです。
先というのは、もしこの夫婦喧嘩が原因で関係の修復が叶わずに離婚問題に発展してしまった場合や、心が離れてしまった奥様が不倫・浮気行為に走ったときのことです。
もし、これらの問題に直面した際、妻が家を出たときに連絡を入れなかったのだからその時点で婚姻関係は破綻していたとみなされてしまいます。
つまりは、奥様が家出後に他の男と浮気に走って肉体関係に及んだとしても、それは婚姻関係破綻後のことだから不貞行為とは認められず、慰謝料を取ることなどはできなくなるわけです。
なので、こちらとしてはあくまでも夫婦関係を修復してやり直す気構えがあったのだ、ということをアピールする意味でも必ず奥様の家出後には連絡を取っておきましょう。
また、奥様を連れ戻したいが居場所がどうしても見つからないし連絡もつかないというときは、探偵に人探しの依頼を出してみるのは如何でしょうか。
探偵というと浮気調査を専門としている印象があるかもしれませんが、人探しについてもプロです。
このケースだけでは、人探しだけでなく浮気調査を依頼することになる可能性もあるので、探偵を雇うことはまさに一石二鳥となるおすすめの方法です。
2.妻が家出をする原因
妻が夫婦喧嘩で家出した原因はなんなのか、その理由については冷静に考えないといけません。
「嫁の家出癖には困る」とお悩みの旦那様の中には、夫婦喧嘩になるとすぐに謝ってことを済ませてしまおうというタイプの方が多いように思います。
そんな旦那様には、夫婦喧嘩において簡単に謝って、ことを済ませようとする行為は、むしろ逆効果なのだということを知ってもらいたいです。
結婚生活において、夫婦喧嘩の火種となるものは本当にたくさんあって、常日頃から不満やストレスを溜めて過ごしている奥様は多くらいっしゃいます。
夫は仕事ばかりで家庭を顧みないだとか、嫁と姑の関係に疲れを感じていたりだとか、その内容はさまざま。
それらの原因・理由をきちんと把握せずに簡単に謝ってしまうと、「ほんとに分かって謝ってるの!?」と奥様の神経を余計に逆撫でしてしまうリスクもあります。
さらに仮に謝ってことが済んだとしても原因をちゃんと理解していなければ、またすぐ同じような夫婦喧嘩を繰り返してしまいます。
夫婦喧嘩を繰り返すうちに、だんだんと奥様の心が離れて、やがては他に男を作ってしまうなんて結果にでもなったら最悪です。
そのようなことにならない為にも、夫婦喧嘩で妻が家出をしてしまったときは、その原因を考えて、しっかり向き合っていくようにしましょう。
[uwaki]